家はメンテナンスしないと、
加速度的に劣化していきます。
長持ちさせるためには、
それなりの努力が必要になります。
総合的な見地からの4つのコツ
longlasting 01一戸建てにも
長期修繕計画を立てるマンションなどでは当たり前なのですが、何故か一戸建て住宅には長期修繕計画が立てられていないのが現状です。どんな建物でも年数とともに劣化します(経年劣化と言います)これは避けられない事実です。家を買ったら、将来設計の一環として長期修繕計画をぜひ立ててみてください。
longlasting 02定期的な点検を実施する
日々の慌ただしい暮らしの中で、点検は忘れ去られてしまいがちです。新築の建物なら1か月点検、6か月点検、1年点検、2年点検など用意されていることが多いですが、その先は有償となることが多く、点検自体なおざりにされがちです。人の健康診断と全く同じで、建物の異常を早期発見するには、異常がなくても定期的に点検するしかないと心得てください。
longlasting 03メンテナンスを記録する
せっかくメンテナンスをしても、それが記録されていないと、いざという時には記憶頼りということになってしまいます。家のメンテナンス履歴をつけることで、その実績が将来建物を売却する時、さらに高く評価されます。
longlasting 04親身に相談にのってくれる
相手を見つけておく工務店さん、設計士さん、住宅メンテナンス業者さんなど、建物に詳しい専門家が身近に居る事ほど、心強いものはありません。
建物の周りで押さえておきたい2つのコツ
longlasting 05 通風を確保する
建物には通気の為の換気口が設けられています。しかし、隣家との境界が近かったり、通気口の前に隙間なくブロック塀が作られていたり、物置などを建物にくっつけて置いて通気口を塞いだりしている光景をよく見かけます。 通気口の本来の性能を発揮させるためには、建物周りをすっきりさせて建物の周りの風通しを良くすることが大切です。
longlasting 02花壇・植木を建物に
くっつけない建物にくっつけて花壇を造ると、気が付くと土が家の土台の上まで被ってしまっていることがあります。この状態になると外の花壇から容易に白ありに侵入を許してしまいます。また、建物近くに木を植えると、大きくなるにつれ家の外周部が日陰になり、シロアリの住みやすい湿気の多い環境を提供してしまいます。
建物の中で押さえておきたい2つのコツ
longlasting 07 傷みは小さなうちに直す
家の傷みを見つけたら、なるべく傷が小さいうちに直すようにしましょう。まだ小さいからと言ってそのまま放置することが良くありますが、放置することによって、傷口は確実に大きくなっていきます。油断していると大きな傷みとなり中まで浸透し、大掛かりな修繕が必要になってきます。小さなうちなら簡単に直せるはずです。
longlasting 08室内を湿気させない
ようにする浴室やキッチンは水も火も使うので、高温多湿になりやすい場所です。使用中、使用後の換気には十分気を付け、湿気を家の中にこもらせないように注意してください。また、窓の結露などもお部屋の通気を良くしたり、2重窓にしたりすることで湿気を抑えることができます。
将来のために押さえておきたい2つのコツ
longlasting 09 修繕費用を積み立てる
修繕には少なからずお金がかかります。急な修繕が発生すると、金銭的負担感は大きなものになります。①でお話しした長期修繕計画に基づいて、毎月こつこつ積み立てておくことをお勧めします。
longlasting 10家に関心を持つ。
自分でメンテナンスする欧米では家の日常のメンテナンスは自分でするのが一般的です。Do it yourself ! 自分でやれば家への愛着は強くなりますし、何より住宅について詳しくなります。詳しくなれば、将来的に業者に頼む場合でも、色んな意味で失敗が少なくなります。